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exhibition data

2022年5月6日 – 9月11日
Haus der Kunst (ドイツ、ミュンヘン)
https://hausderkunst.de/en/exhibitions/dumb-type

production members

高谷史郎
濵哲史
古舘健
白木良
高谷桜子

acknowledgements

ディレクション:坂本龍一

フィールドレコーディング:
Yan Jun (北京), Crosby Bolani (ケープタウン), Apichatpong Weerasethakul (チェンマイ), Kali Malone & Stephen O’Malley (ラ・トゥール=ド=ペ), Mukul Patel (ロンドン), John Warwicker (メルボルン), Martin Hernandez (メキシコシティ), Giuseppe La Spada (エトナ山), Damian Lentini (ミュンヘン), Alec Fellman (ニューヨーク), Andri Snær Magnason & Kaśka Paluch (レイキャビク), Jaques Morelenbaum (リオデジャネイロ), Atom Heart (サンティアゴ), Cheng Chou (台北), Nima Massali (テヘラン), オノ セイゲン (東京)

技術協力(VINYL CUTTING GRAPHICS):
山地真介 / AUTORA FACTORY PLATE、稲田成実

outline

1989年から1991年にかけてアメリカ合衆国を巡回した展覧会「アゲインスト・ネイチャー:80年代の日本美術」のために制作された《Playback》は、パフォーマンス《Pleasure Life》(1988年)の構造を基礎に制作されたインスタレーションで、グリッド状に配列された25台のプラットフォームには、レコード盤に模したアクリル板と、レコード針に模したロケットが配置され、コンピュータ制御により蛍光管が点滅するなど、パフォーマンスのモチーフを踏襲していた。2018年、ポンピドゥー・センター・メッスでの個展のために新たに制作されたリモデル版《Playback》は、12台のターンテーブル・ユニットで本物のレコード盤が当時の音源——80年代初期ダムタイプの山中透・古橋悌二による音楽をはじめ、英語教材の滑稽で風変わりな声や、1977年にNASAによって打ち上げられた惑星探査機ヴォイジャーに搭載されていたレコードに記録されていた55種類の言語の挨拶——に加えて、新たにフィールド・レコーディングした音素材をミックスして再生するサウンドスケープ・インスタレーション。2019年、東京都現代美術館の個展では、16台のターンテーブル・ユニットにバージョン・アップされた。 2022年、ミュンヘンのHaus der Kunstでの「ダムタイプ展」で展示された本作品は、坂本龍一ディレクションによる世界各地のフィールドレコーディング音源によって構成された。レコードの盤面には、AUTORA FACTORY PLATEの独自技術によって、録音された場所を中心とした世界地図が描かれている。

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